2023年
遅くなりましたが、2023年新年明けましておめでとう御座います。
本年もどうぞ皆様宜しく御願い致します!
昨年の11月から相変わらず、年を跨ぐインドへの旅路をから先日戻ったところです。
今回の旅路は制作の作業の遅れからスタートし、中々思うように進めて行くことが困難であった為、
気を揉んでしまい焦ってしまっていたと思います。
毎年の様に18年も、この広いインドに来ていますが、未だにインドの事が分からないことだらけです。。。
だけれど毎回なんとかインドの力を借りて、作品を形にして帰国するようにしてましたが、
今回は5年に一度位ある悪循環に苛まれたのかなと考えてます。
それなりに人生を生きて来て当然このような事は起こり得る事だから、
今こうして日本へと帰国して、自分が転換期に来ているのかなと思えました。
変化を受け入れ、今後のインドとの正しい向き合い方を見つけ出せたらと思う次第です!
どうか皆様も2023年良いと思える成長と実りがある一年になります様に。。。
ひとの悲しみに
僕はひとの哀しみを見て、
やはり悲しくならずにいることができようか。
僕はひとの嘆きを見て、
やさしい慰めを求めずにいることができようか。
僕は一つぶの落ちる涙を見て、
僕も悲しみ分け前を感じずにいることができようか。
父親はその子の、泣くのを見て、
悲しみに一杯にならずにいることができようか。
母親は座って聞いていることができようか、
おさなごがうめくのをおさなごがこわがるのを
いやいや決してそんなことはあり得ない。
決して決してそんなことはあり得ない。
そしてすべてにほほえむその方が
小さな悲しみをもつみそさざいを聞いて、
小さな鳥の嘆きと心配を聞いて
おさなごたちがこらえている哀しみを聞いて
巣のそばに座って
彼らの胸に憐れみを注がずにいることが、
ゆりかごの近くに座って
おさなごたちの涙に涙を流さずにいることが、
夜も昼も共に座って、
僕たちの涙をみな拭い去らずにいることができようか。
おお! いや決してそんなことはあり得ない。
決して決してそんなことはあり得ない。
その方はその方の喜びをすべてにくれるのだ。
その方は小さなおさなごになるのだ
その方はやはり悲しみを感じてくれるのだ。
考えてはならない、君が一つのため息をつき、
しかも君を創った方がそばにおらないなどと。
考えてはならない、君が一つぶの涙を流し、
しかも君を創った方が近くにおらないなどと。
おお! その方は僕たちの嘆きを打ち破ろうとして、
その方の喜びを僕たちにくれるのだ
僕たちの嘆きが消え去ってしまうまで
その方は僕たちのそばに坐りうめいてくれるのだ
ウィリアム ブレイク