ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 青春時代(札幌) | main | ザ・セレブレティーホテル >>
2016.12.09 Friday

ネクストチャレンジ

 

31歳を過ぎた頃から、少しずつ身体の衰えを感じ出した。

自分では、まだ若いと思っていたし、実際まだこれからの年齢であったと思う。その頃の僕は、身体の状態があまり良くなく、背中全体に疲れが溜まり、首や腰にまで影響が起こり、腰の筋肉が固くなり、同時に痛みを伴っていた。

そんな状況の中で、僕は近所の整体などで、ある程度自分の身体のケアをしてもらう程しか手立てが無かった。そうして整体に行く事で、自分の体調をある程度キープ出来ていたが、このまま人に揉んでもらうだけではこの先、悪くなる一方だなと悩んでもいた。

僕は考えた末に、これからは自ら何か身体を動かし、おのれに体力を付けなければいけないと思っていた。

そこで以前から気まぐれで行っていたヨガを、これからはコンスタントに通う事を決め、

代官山にある友人のヨガスタジオに通い出した。

そこでまず初回トライヤルを受けた。僕が次に購入したチケットは、なんと60日間で30回を消費するという品物だった。

要するに二日に一回ここに来て、1時間〜1時間半ほどヨガをしなければいけない。週でいうと平均3回〜4回行う。

そうしなければ、チケットは無駄になってしまうのだ。

これはなかなかのヨガ愛好家でなければ難しいし、ハードルの高いチケットだった。

 

当初ヨガを本格的に初めたばかりの僕は、大変身体は堅く、下半身特に足の筋肉も無く、いつも足をプルプルさせていた。

それはまるで、生まれたての子羊の様だったと思う。

クラスを受けた翌日は、必ずと言っていいほど筋肉痛になり、内心『しんどいなー。』と僕はよく感じていた。

スタジオ内はいつも女性の方が多くいて、男性は少ないというのがいつものケースだ。

皆生徒たちは、僕よりはるかにしなやかで、コアの力も強く持っていた。

僕は『負けてたまるかー。』と、せっせとヨガスタジオに行き続け気づけば、それなりのペースで2年ほどYOGAを続いていた。

ただ僕の身体の見ためは、ほぼ変わらず相変わらず細さが目立ち、きゃしゃであったが、明らかに僕の身体は柔らかくはなっていた。

そして、コアの力もだいぶと付いた様で、ある程度のヨガポーズはこなせる様になっていた。

それら僕の変化は、僕のやる気にも繋がっていたと思う。

ヨガは続ければ必ず成長出来る。そして、ヨガの道のりは大変長いものである。しかし続ければ必ず進化出来る事が分かり、その答えが僕にとってとても面白かった。これらは、人生に比例するはずだ。

 

さて、普段僕の仕事を簡単にふりわけると、主にディスクワーク(デザイン、指示書制作、発注など。)や、旅先のありえない量の荷物運び、半年かけてのサンプル作り(#時として完成しない場合も有)展示会が近づくとさらにバタバタ珍道中になる。そして展示会準備、展示会などの入れ込み搬出作業などは、なかなかの重労働になり、それらをするのは自分であり、自分たちである。

そのため、それを支える身体作りを、今はヨガが支えるてくれているのは云うまでも無かった。

 

例えば僕に『ヨガとは何ですか?』と聞かれたら、僕はこう答えるようにしている。『はい、ヨガとは究極のラジオ体操です。』と、

これはどこか美味しんぼイメージしてもらいたい。
僕は今現在も変わらずにヨガを続いている。最近数えてみたところ、今は5年目になったところだ。変わったのは、以前に増して身体はフレキシブルになった事。その反面、以前ほどの身体の成長の幅は少なくなって来ている。

これは僕にとって次のステップに入った気がしている。
僕はこの身体の動きをもっと他に使えないかと考えていた。そして考え抜いた結果、僕はボクシングを始めてみようと思っていた。
僕のボクシングの認識として、大変タフなスポーツで、危険であり、易々と始めていい品物で無いこと、そしてさらに当時35歳の僕が始めていいものかと戸惑いもしたが、冷静にこれは、僕のラストチャンスなんだと勝手に決め込み、これに賭けようと自分を盛り上げた。その後、ボクシングのこと色々と調べてみると、プロライセンスは32歳までに取得出来ないとプロにはなれないと、

ボクシング協会ルールに書いてあった。なので僕は既に賞味期限が切れているって言うことだ。

僕はそれが分かった時、残念な気持ち半分と、まーある意味僕は運がよいじゃないかとか思っていた。
よし!!何はともあれ僕はボクシングをはじめるんだ。

しかし、僕にはこれと言った目標はまるでなかった。ただすぐにボクシングを辞めるのだけはしないでおこうと思っていた。

諦めるのはいつも簡単なのだ。何でもそうなのだが、出来ない初めのうちには、すぐに楽しいはずが無い。

ある程度、そのものを味わわなければすべては無駄骨にある。

 

そこでまず、僕は以前に住んでいた明大前にあるボクシングジムを思い出していた。

そこはなかなかのインパクトのあるボクシングジムだった。外観が全てペンキでパッションピンクに塗られ、その辺りでは異彩を放っていたし、練習生はあまり見なかった気がした。僕はこのピンク色でJR線路沿いのジムが気になっていたので、まずは連絡してみようと、電話してみたが既にそのジムは廃業してしまっていた。

それから僕はネットサーフィンを行い、都内のボクシングジムを隈なく探した。
僕はジムに対して、色々な条件を設けたがその条件をクリア出来る1つのジムを僕は見つけ出した。そこは九段下にあるジムで多少僕の家から遠いわけなのだが、地下鉄半蔵門線で一本で行けるという利点も在ったので僕は迷わず電話をした。

そして、すぐに無料体験の予約をし、その日のうちにジムに訪問した訳だ。こういう場合すぐに行動しなければ僕はなかなか行かないめんどくさがりやだと自負している。九段下駅から歩いて10分、靖国神社の敷地を潜り、ジムへと向かった。そこは、台湾料理屋の地下にあった。恐る恐る急な階段を下りると、その日は肌寒い11月だというのに信じられないほどの熱気というか汗臭さがカウンターパンチの如く僕の鼻をかすめた。そして、同時に目が曇るような霧が辺りに立ち籠めていた。35年間生きているがこれほどの汗臭さを僕は感じた事が無かった。そして、例の如くあの乾いた『パンパン』と鳴る音が鳴り響いていた。

僕はとんでもないところに足を突っ込んでしまった様子だ。後ずさりしながらも、なんとか靴を脱ぎ、カウンター越しの会長らしき人に挨拶を済ませ、僕は初めてのジムワークを行わせてもらった、45分ほどだったが想像以上にトレーニングはキツイものだった。

 

上記に書いた様に、僕はヨガを変わらぬペースで行なっていたので、体力には結構自信があったのだが、やはりそれは初心者に他ならないということだった。コーチの指導のもとミット打ちをさせてもらったが繰り返しパンチするだけで、僕の身体からは全身汗が吹き出していた。僕はあまり汗のかきやすい体質では無いのだがその時の僕は、驚く程の汗をかいていた。

それらを体験してようやくあの入口で味わった、あのなぞの熱気をようやく理解する事が僕は出来た訳だ。

そして、それ以降匂いも気にならなくなった。このことも大変僕もびっくりしている。

体験練習後、コーチにお礼をいい、ジムの方針を聞き僕は足早にジムを出て行った。

帰り道、緊張からの解放と、今までに掻いた事の無い汗の量から来る言葉にしがたい充実感で僕は空を見上げて、1人笑っていた。

そして電車を乗り継ぎ、無事家に辿り着いて、まず僕がしたのはビニール袋に入れていた汗で湿った短パンとTシャツを洗面台に向かって絞ってみる事だった、結果少し絞れた。これはまさに漫画の世界だと、僕はさらに感情を高め『ふふぉふふぉ』言いながら『ボクシングはすごいな。』と一人しゃべっていた。
その瞬間、僕はあのジムに入会することを決めた。

 

コメント
待ってました!
  • しょ
  • 2016.12.12 Monday 17:49
お待たせしました!!!
  • POCO
  • 2016.12.13 Tuesday 19:30
コメントする








 
この記事のトラックバックURL
トラックバック
Powered by
30days Album